必見!Fire TV Stick 4k (2018)で、サウンド、映像の調子をよくする設定方法

初めに

Fire TV Stick 4kをディスプレイに接続したときの最適なディスプレイとサウンド設定を検証してみました。
初期設定のままだと。ディスプレイとサウンド設定があまり最適化されていないようです。
とりあえず、以下に記載した設定を試してみてください。

ただ、今回の設定は、接続するディスプレイ、外部音響装置によって結果が変わってくるかもしれないので、ご注意を。

接続先の機器

ディスプレイ:

外部接続先のディスプレイは、下記の機能に対応しているもので検証しました。
・4K ULTRA HD (UHD) 対応
・HDR10対応
・HDMI2.0対応
・Dolby Atmos、Dolby Digital Plus、Dolby Digita対応

外部音響装置:

今回は特になし。
ディスプレイ内臓スピーカーで検証したもの。

最適化した「ディスプレイとサウンド」の設定

「設定」メニューで各種設定。

ディスプレイとサウンド>ディスプレイ>ビデオ解像度
  ● 自動(4K Ultra HDまで)
    2160p 60Hz
    1080p 60Hz
    720p 60Hz

ディスプレイとサウンド>ディスプレイ>色深度
  ● 最大12ビット
    最大10ビット
    8ビット

ディスプレイとサウンド>ディスプレイ>カラーフォーマット
    自動
    RGB
  ● YCbCr

ディスプレイとサウンド>ディスプレイ>ダイナミックレンジの設定
    常にHDR
  ● 自動調整
色深度は、ディスプレイとの相性、通信量が増えるようなので、自分の環境と相談して設定しておく。初期色深度は、8ビット。
「常にHDR」を選択すると、常時、ドルビービジョンブライトドルビービジョンダーク
を選べるようになるが、ディスプレイ側の明るさ調整が固定化されていた。
(明るさ調整がグレーアウトして調整不可。これが標準かどうかわからない。接続機器によって異なるのかもしれない)
ディスプレイとサウンド>オーディオ>サラウンド音響
  ● 自動選択
    PCM
    Dolby Digital Plus
    Dolby Digital
自動選択にしておくと、Dolby Atmos、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、PCMで、再生コンテンツにおいて、最適なオーディオ形式で出力される。

最適化を設定した後の検証

Youtubeアプリで、UHD、Dolby Vision、Dolby Atmos対応動画で検証:

  • 4K ULTRA HD (UHD) に自動切換えOK。
  • HDRに自動切換えOK。
  • Dolby Digital Plusに自動切換えOK。

※Dolby Vision、Dolby Atmosに自動的に切り替えてくれなかった。

AmebaTVアプリで検証:

  • 4K ULTRA HD (UHD) に自動切換えOK。(HD→4Kアップスケーリング?)
  • HDR表示なし。
  • Dolby Digital Plusに自動切換えOK。(サラウンドっぽくはある)

※ディスプレイの画面表示ボタンを押した時の表示。
※HDディスプレイで映した表示品質より、品質が高い、きれい。
(4Kアップスケーリング機能次第かも)

Amazonプライムアプリで、UHD動画を検証:

  • 4K ULTRA HD (UHD) に自動切換えOK。
  • HDRに自動切換えOK。
  • Dolby Digital Plusに自動切換えOK。

※検証利用できそうなDolby Vision対応作品が見つからず。一方、下記2タイトルでDolby Atmosが有効になっていることを確認。
・THE TOMORROW WAR(AMAZON ORIGINAL)/ 2021
・シンデレラ(AMAZON ORIGINAL)/ 2021

<関連>
ディスプレイはAndroid TVに対応しているので、そちらでも検証。
Google PlayからDLした、Android TV用のYoutube、Amazoneプライムアプリでも検証してみたところ、下記対応動画を視聴中、全て反応した。
4K UHD、HDR、Dolby Atmos
※Dolby Visionに関しては、「Dolby Vision」が表示されないが、ディスプレイ側の画質調整が自動的に切換えられた。(何かしら反応はあった)

全体的な所感

最適化設定で、だいぶきれいな映像と音声出力ができるようになっりました。

グラデーションのマッハバンドは、色深度を12ビットに設定してみたが、あわせて、YCbCrを有効にした方が、より緩和された印象です。

なお、自分は、「Fire TV Stick 4K」を6月頃のセールで半額購入して利用していますが、コストパ高くて大満足。AbemaTV、Youtube、Amazonプライム、Netflix等、よく利用する方はお得かと思います。
→公式ページのスペック表

一方、モデルチェンジした新機種「Fire TV Stick 4K Max」は、2021年10月7日(木)発売予定の模様。

こちらは、結構な性能向上で、操作性、レスポンスも向上してそうな感じです。
新しい方がよい場合は、こちらを購入してもよいかもしれませんね。
ちなみに性能向上で目立つ点を挙げると、こんな感じでした。
→公式ページのスペック表

  • CPUが4コア1.7GHz → 1.8GHzへ強化
  • メモリが1.5GB → 2GBへ増量
  • 無線LANは、最新Wi-Fi6に対応
  • 第三世代リモコン(番組ボタン、4つのアプリボタン追加)