はじめに
Drawit(Draw.io)プラグインは、WorldPressで便利なプラグイン。
フローチャートやプレゼンなど作図を簡単に作成できる。
(※作図エディタは、diagrams.netのサービスを利用)
何が便利かというと、WordPress上で、作図した画像の作成、保存、再編集すべてが完結するから。すぐに作図を再編集できるので、個別に元ファイルを管理する必要もなし。
作業の手間が大幅に省けるし、作図した画像のメンテもやりやすい。
ただ、しかし、2020年10月以降、下記のアラートが表示されるようになり、編集エディターが開かなる不具合が発生。このプラグインは、かなり長期間アップデータされておらず、放置状態になっている。なので、作者のアップデータは期待できない状態。
今回、いろいろ調査した結果、解決方法がわかったので、紹介しておく。
不具合の状況
今までの動作状態。
クラシックエデイターのツールバーにある、をクリックする。
すると編集エディターが開いて作図することができる。
下記のアラートが表示され、編集エディターも開かない。
不具合の原因は何?
編集エディターは、Diagrams.netのサービスを利用している。
しかし、drawit.ioは、埋め込みAPIのURIを含め、すべてをdiagrams.netに移動したようで、過去数日の時点で、エディターを開くとアラートが表示されようになった。
この変更で、app.diagrams.net URLが機能しなくなり、代わりにembed.diagrams.netを使用する必要がある。プラグインでは旧URLを利用しているので書き換える必要がある。
解決方法
まず、WordPressの公式ページのプラグインダウンロードページへ移動。
「drawit」で検索して該当プラグインを表示する。
プラグインの説明へ移動して「ダウンロード」ボタンをクリックする。
drawit.1.1.3.zipがダウンロードされる。
ダウンロードされたdrawit.1.1.3.zipをzip解凍する。
解凍したフォルダ内のファイルで、drawit.php、drawit.jsを見つける。
下記の通り、そろぞれのファイルで、該当の文字列を書き換える。
エディターで、「drawit.php」を開く。
「https://www.draw.io」を検索して「https://embed.diagrams.net」に全て置換し、変更を保存。
置換する場所は、2カ所あり。
エディターで、「drawit.js」を開く。
「https://www.draw.io」を検索して「https://embed.diagrams.net」に全て置換し、変更を保存。
置換する場所は、2カ所あり。
drawitフォルダをZip圧縮する。
ファイル名は、区別できるようにしておく。<例)drawit113_mod_plugin.zip
WordPressの管理メニューを開き、プラグインページへ移動。新規追加ボタンをクリックし、プラグインを追加>ファイルの選択ボタンをクリックして、先ほど作成したzipファイルを読み込みます。そして、プラグインは、有効にします。
これで対応作業は完了。
対応後
これで、クラッシックエディターのをクリックすることで、無事、作画編集エディターが開くこと可能になる。
なお、一度作成した画像を再編集したい場合は、画像を選択した状態で、をクリックすると作画編集エディターが開く。
画編集エディターで再編集した結果を保存すると、画像に上書きで反映される。
所感
問題が解決できたので、また便利に使える。
先にも説明したが、このプラグインの利用すると、いろいろな手間が省ける。
以上。